石山塾について

【創設・由来】
1969年(昭和44年)に開設。東京五輪の強化選手でもあり、当時、滋賀大学教育学部の非常勤講師として柔道部を指導していた山口敦徳師範(八段)が、社会問題になっていた校内暴力やいじめ問題など少年非行に心を痛め、「柔道を通じて青少年の健全育成に役立とう」という願いを込めて開かれました。また、教育学部生であった当時の柔道部員がコーチとして参加することにより、教育現場に立つ前に小中学生と接することで、現場に出た時の戸惑いが少ないのでは、という思いもあり開設に至りました。

山口師範は、天理高校、天理大学で柔道修業され、在学中は主将として全日本選権、全日本学生大会等各種大会で活躍されました。1965年、天理大学卒業と同時に大津柔道協会創設者の田中清太郎先生が社長を務める会社に入り、仕事の傍ら大津商業高校の非常勤講師をはじめ、企業の顧問として授業及び柔道の指導に携わられました。その間滋賀県代表として、実業団東西対抗他、国体に出場、上位入賞に貢献。1978年より滋賀県代表監督に就任され、1981年の第1回びわこ国体では、成年男子監督として準優勝に導き、少年男子の優勝と合わせて総合優勝の栄冠を勝ち取りました。この時、山下泰裕氏(現全柔連会長)が初めて表彰台で2位に甘んじたと、当時話題となり大きなニュースとなりました。
 

【指導方針】
「いじめない子ども・いじめられない子ども」に育つよう、身体は強く、心は優しい人になるよう、厳しい中にも明るさと楽しさを忘れない稽古が出来ればと願っています。そして一人一人の個性を見極め、成長を大切に見守り、成人してもそれぞれの分野でささやかな事でも「一隅(いちぐう)を照らす」人になれるよう、お手伝いが出来ればと思っています。

柔道は「礼に始まり礼に終わる」と言われておりますが、山口師範はさらに一歩進めて「礼に終始する」と日頃言われています。靴をそろえる、大きな声で挨拶をする、稽古の前後には全員で道場の掃除をする等、これらは道場だけの礼儀作法ではなく、家や学校においても、いつでもどこでも自然と礼に則った行動が出来るようにと指導されています。また、柔道稽古以外にも様々な経験をしてほしいという思いから、春のバーベキューや夏の一泊研修、クリスマス会など楽しいイベントも行っています。

柔道に興味のあるお子さん、親子で柔道修行をしてみたい方、柔道経験者で指導者としてご協力願える方大歓迎です。

時間は短時間からでもOK。柔道着(幼年~大人)の貸出しもしております。ぜひ気軽に見学にお越しください。


   
<お問い合わせ先>
  道場師範 山口まで
     大津市蛍谷4-45薬膳館内 
  ☎077-537-8131 

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